給水について
マラソンなどの運動には、水の供給が必要と言われています。
水は、宇宙全体から見ると、存在することが非常に珍しいことであり、その水を大量に使用して全ての生物が生まれ、生活をしていることに慣れてしまっていますが、非常にありがたいことと言えます。生物は太古の海から誕生したと言われており、生物の組成と海水組成が似ていると言われています。
そして、水の使用については、少し前までは、運動中には水を飲まない方が良いと言われていましたが、現在では、運動によって汗をかき、体内の水分が減少するので、のどが乾く前に補充することが良いと言われています。
人体の60~70%が水であると言われており、人体を構成する細胞や血液も多量の水を含有しています。人体内の膨大な酵素による各種化学反応の媒体は水であり、得られた物質や呼吸による酸素などを輸送する媒体も水ですので、水の量が極端に不足すると、マラソンに必要なグルコースの分解もしにくくなり、血液中のヘモグロビンの輸送も十分でなくなり、酸素不足となり、不要物も排出できなくなるなどの現象が生じて失速してしまう原因となるようです。
マラソンでは、かなりの運動を長時間にわたって行うので、かなりの発熱があり、体温が上がるので、発汗によって体温の上昇を抑制しています。汗の量に相当するだけの水をマラソン中に飲まねば、脱水症となると言われています。
マラソンでは、給水が必要であるため、適当な間隔で給水箇所が設けられいます。一流ランナーの場合には、テレビで見られるように、各自が予め準備したスペシャルドリンクが配置されており、通常の市民ランナーには、開催者が準備した水やスポーツドリンクが配置されています。
一流ランナーの場合には、スペシャルドリンクを走りながら、受け取り、走りながら、飲みますが、通常の市民ランナーは立ち止まって、水入りの紙コップを受け取り、水を飲んでから走るという具合で、給水には、トータルではかなりの時間のロスがあります。しかも、急に停止してしまうことによって、身体に異常が生じる恐れもあるようです。
給水箇所は、平均で3ないし4㎞毎にあり、給水は、現在のマラソンでは十分であるように思っています。一般に言われているように、喉が乾く前に、水を飲んだ方が良いのかもしれませんが、そうではないとの研究が必要であるように思っています。人体の本能を重視したい気持ちがあります。
実は、人体にとっては、水の過不足が問題であり、場合によっては、給水によって、水分が過剰になる恐れがあるのではないかと、心配しています。人体に水が過剰に供給された場合には、水中毒になると言われており、悪心、頭痛、意識障害になるようです。
東京マラソンのように、寒い中で走る場合には、汗があまり出ないにもかかわらず、給水箇所は相当に設けられており、ほとんど全員が給水するので、給水過剰となる恐れが十分にあり、注意が必要のようです。東京マラソンの場合には、給水箇所で倒れたランナーを見ましたので、もしかすると、給水過剰だったかもしれません。
給水過剰の場合には、水中毒にはならなくても、血液中の各種濃度も薄くなるので、各種成分の不足となる恐れもあるので、要注意のようです。
水不足のことを書いたブログなどは非常に多いのですが、良く調べてみると、ごく一部に水過剰に注意の文章を書いたブログなどを見つけ、感心しています。最近の研究の結果のようです。今後も、マラソンの際の発汗量や水の過不足に対して我慢のできる限界量などの一層の研究がなされることを望んでいます。 M

