スポーツマンシップ
スポーツマンシップについて、子供の頃にチルデン選手と清水選手との美談が教科書で紹介されたことがありました。
チルデン選手と清水選手は、テニスプレヤーであり、1920年のウインブルドン選手権で優勝戦を争ったときの話が紹介されていたということです。
チルデン選手は、前年の優勝者で、決勝戦に参加できる資格を持っており、清水選手はその他の選手とのトーナメントを勝ち抜いて決勝に参加できる資格を得て、チルデン選手と決勝戦が行われたそうです。
清水選手は、日本でのトッププレーヤーではなかったようですが、決勝まで進出したことに意義があり、素晴らしいことと思っています。
美談の内容は、テニスの試合の途中で、チルデン選手が足を滑らせたときに、清水選手は返球しやすい球を返し、チルデン選手が起き上がり、受けて試合は続行したということです。
教科書を読んだ時には、先生の上手な説明にも影響を受けて、スポーツマンシップの素晴らしさを感じた次第です。
でも、少し、後になって、囲碁の場合の対局時計の説明でも触れましたが、テニスにしても、囲碁にしても、品格で勝負を決するのではなく、ルールで勝負を決するのだと思っています。
テニスもルールによって勝負しているのだとすれば、チルデン選手が足を滑らせたときには、清水選手は、当然に相手が受けることのできないように返球することがスポーツマンシップに則したプレーであったようです。
しかし、清水選手は、品格を重んじてチルデン選手が受けやすい球を返球したのでしょうか。色々の説があるようですが、清水選手の意向とは異なり、試合の流れでやさしい返球がされてしまい、美談が他の人によって作られてしまった可能性があるようです。
この説が正しいとすれば、美談が故意に作成されただけであり、実際の清水選手はスポーツマンシップに則った素晴らしい試合をしたということになります。これが正しい解釈ではないでしょうか。 M

